2026年9月08日

当院では、インフルエンザワクチンの接種を毎年10月1日から始めていました。
今年は少し早めます。ワクチンの入荷が決まり、9月12日(土)から接種を開始することにしました。
実は8月に入ってから、「今年はいつから打てますか」というお問い合わせを何人もの患者さんからいただいています。ニュースでインフルエンザの流行を目にして、心配されている方が多いようです。
今年は例年より早く流行が始まっています
厚生労働省が9月4日に発表した8月24日〜30日のインフルエンザ発生状況では、定点医療機関からの報告数が6,543人、定点当たりの報告数は1.76でした。
その前の週(8月28日発表分)の時点ですでに1.11となり、流行開始の目安である1.00を今シーズン初めて上回っていて、厚労省も流行シーズンに入ったとの見方を示しています。
昨シーズン(2025年10月3日発表)と比べても1か月以上早く、1999年に現在の調査方法になって以降では過去2番目に早い立ち上がりです。
福岡県内でも、8月24日〜30日の定点当たり報告数は1.31、糸島保健所を含む福岡地区では1.85と、県平均を上回っています。
福岡市内でも9月2日、博多区の小学校2校でインフルエンザによる学年閉鎖・学級閉鎖が発表されました。今シーズン市内で初めての報告とのことです。
実際、当院の診察でもインフルエンザ陽性の患者さんが増えており、対応する機会がここ数週間で明らかに増えてきました。
私自身、こうした状況を踏まえて今年は9月中に接種しておこうと考えています。
9月に受けたい方は、無理に10月まで待たなくてもいい
インフルエンザワクチンは、接種してすぐに効果が出るわけではなく、十分な効果が期待できるまでにはおよそ2週間かかります。今年のように早い時期から患者さんが増えている年は、9月中に接種しておくことにも意味があります。
もちろん、「今年は全員9月に打った方がよい」というわけではありません。
冬の流行を中心に考えて10月以降に接種するのも一つの考え方ですし、仕事や家庭の事情で早めに済ませておきたい方は9月に接種する、という考え方もあります。
今年はそのように、接種の時期を少し広く考えてよい年だと思います。
特に、次のような方は9月中の接種を考えてもよいでしょう。
- 仕事で多くの方と接する
- 家族や周囲ですでにインフルエンザが出ている
- 秋に旅行や行事を控えている
- 毎年できるだけ早めに接種している
「早く打つと、冬までもたないのでは?」について
ワクチンの効果は時間とともに少しずつ低下するため、早ければ早いほどよいわけではありません。
ただ今年は、冬だけを見て接種時期を決めるのではなく、すでに始まっている秋の流行も考える必要があると感じています。
「冬に備えて10月以降に打つ」のも、「早めの流行を踏まえて9月に打つ」のも、どちらも一つの選択です。
当院では今年、9月中に接種したい方が無理に10月まで待たなくてよいように、例年より早く接種を始めることにしました。
当院では16歳以上の方が対象です
筒井内科医院では、一般診療と同様に16歳以上の方を対象にインフルエンザ予防接種を行います。
15歳以下の方の予防接種は行っておりません。
接種は1シーズン1回を基本とし、予約なしでの接種を予定しています。
65歳以上の方は10月1日以降の接種もご検討ください
65歳以上の方など、糸島市の高齢者インフルエンザ定期予防接種の対象となる方は少し事情が異なります。
今年度の公費接種は10月1日からのため、9月中に接種すると任意接種扱いとなります。
特に早く接種したい事情がなければ、公費接種を利用される方は10月1日以降まで待つ方法もあります。
接種開始日が決まりました
ワクチンの入荷が整い、9月12日(土)より接種を開始します。
料金は3,500円(任意接種)です。
65歳以上の方など、糸島市の公費接種対象の方は、10月1日以降の接種で公費が適用されます。
予約は不要です。ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
※本記事は2026年9月時点の厚生労働省、福岡県、福岡市、糸島市の公表情報をもとに作成しています。今後の流行状況や予防接種制度により、内容が変更となる場合があります。